警備員の研修とは?年何回受ければいいの?
警備員の資格を保持し続けるには、半年に一度研修を受ける義務があります。
研修を受けないと資格を剝奪されて、警備の仕事ができなくなります。
2号(交通誘導)警備と施設警備それぞれに研修があります。
だから私のように両方やる場合、二つの研修を受けなければいけません。
半年に二つと聞くと少ないように感じますが、実感としては毎回「こないだやったばかりなのにもう次の研修?」という感じです。やはりあまり楽しいことではないので、うざったいからでしょう。
2号と施設の警備の研修はどちらが厳しいか?
警備員の研修は、事前に会社で装備点検を受けなければいけません。
特に施設警備員は制服や装備品や頭髪を厳しくチェックされます。頭髪が伸びていたら床屋に行くことを命じられます。
汚れた制服や装備品は会社で交換してもらいます。ピカピカの新しいものをただで貰えるのは、研修のメリットです。
当日は研修の現場に集合します。過去の現場で一緒に働いた人に会って懐かしくなったりします。逆に会いたくない人に会ったりもしますが(笑)。
着替えて点呼をとります。それから広場で朝礼を行います。
整列して指導員の「休め!」「気をつけ!」の号令に従い、動作を繰り返します。動作がそろうまで何度も繰り返させられます。それから当日の研修の説明です。
正直言って朝礼はかったるいです。小中学校の集会を思い出します(笑)。
施設の研修
施設警備員の実技訓練は、消火器や消火栓を使った消火訓練、AED(心臓に電気ショックを与える機械)、防災センターの非常時の対応などです。朝9時頃から夕方6時頃までの長丁場になります。
二日酔いや睡眠不足だと当日ツラくなるので、研修前夜はお酒を控えてしっかり睡眠をとりましょう。
私も研修の前の晩にビールをたくさん飲んで、寝不足気味で本番に挑んだことがあります。
立っているだけでツラいわ、実技では足をつるわで本当に痛い目にあいました(笑)。
2号も施設も実技訓練は一つの行動を細かい動作に分解して、各動作を号令にそって行います。
例えば消火訓練なら消火器を持つ、構える、ホースを出す、水を出す、消火器を置く、というように。
一人でも動作がそろわなければ、そろうまで何度でも最初からやり直しです。これも非常にかったるいです。
ツライのが消火器を構えている時です。足を開いたままお尻を垂直に落として中腰になります。その姿勢をしばらくキープし続けます。何度も繰り返すと、膝が痛くなってきます。
半年に一度の施設警備の研修のツラさが嫌で、施設警備員をやめる年配の人もいるぐらいです。
AEDの実技訓練では、人形を使って人工呼吸やAEDの使い方を学びます。これはプライベートでも、非常に役に立つ知識です。
自分の身内が倒れたときに対処できますし、通りすがりの人を助けてヒーローになれるかもしれません(笑)!
防災センターの実技は、ビル警備などで地震や火事など非常時があった際のアナウンスなどをやります。
私は防災センターの仕事は、今はしていないので必要ありません。しかしいつまたやることになるか分かりません。
東日本大震災が起きた当日、ビル警備をしていたのですが、防災センターの慌ただしさは、すごいものでした。やはり普段から研修でしっかり学んでおくことが大事なのだと痛感しました。
だから研修でもしっかり復習するようにしています。
2号の研修
2号の実技訓練は、車両誘導だけです。
時間も午前中で終わります。ですから2号の研修は施設に比べるとかなりラクです。
服装や装備品も施設ほど厳しくありません。髪を伸ばしてる人やヒゲを生やしてる人もいます。
車両誘導のスキルを学ぶ機会は研修だけなので、しっかり復習しましょう。
まとめると、
事前の準備から当日の朝礼までは、正直かったるい。
施設の研修は、服装や装備品や頭髪の点検が厳しい。当日の実技訓練も、施設のほうがツラく長い。前日はお酒を控えてしっかり睡眠をとっていくこと。
2号の実技はラクだし早く終る。
警備員のスキルを復習する機会は研修だけだし、プライベートでも役立つ知識もあるので、しっかりと復習したほうがよい。
以上です!
コメント