坂上忍さんがMCを務める『バイキングMORE』は、2022年春に打ち切りが確定しています。
その理由については発表当時、様々な憶測が出ました。
発表後しばらくして、坂上さん本人が打ち切りは事実であること、またMC降板を自ら番組側に申し出ていたことを告白しました。
その主な理由として坂上さんのライフワークである、動物保護に専念するためであることを挙げました。
では当初言われていた数々の憶測は事実無根だったのか?
そこら辺を今回の記事では掘り下げてみます。
もくじ
坂上忍のバイキング降板理由は動物保護のため?
【坂上忍のコメント全文】
「笑っていいとも!」という国民的人気番組の後を引き継いだことから、「バイキング」が重責の中のスタートとなったのが、8年前。当初は月曜日のみの担当でしたが、翌年には全曜日を任されることに。“とうとうフジテレビさんは血迷ったな”と思いつつ、この逆風を、どのようにすれば味方につけられるのか?日々スタッフさんと侃々諤々(かんかんがくがく)、試行錯誤しながら、結果的には8年という歳月を共に過ごさせていただくことができました。
これもひとえにスタッフの皆さまの尽力のおかげであり、“本音トーク”といった大きな方針転換があったにもかかわらず、リスクを顧みず持論を展開してくださった共演者の方々の勇気のたまものだと思っています。
そんな中、2年ほど前からでしょうか。どこかで“区切り”をつけなくてはと思い始めたのは…。当初は、丸10年は務めを果たさなければならないのかなと。10年やり切って、初めてご恩返しと言えるのかなと。そんな中、こちらもフジテレビさんでお世話になっている「坂上どうぶつ王国」で、私の終活作業である、動物の保護活動をメインとした施設が、来年の2月を目途(めど)に第1期の工事が完了し、4月から保護活動ができることとなりました。
そこで、まことに勝手な想(おも)いではあるのですが、このタイミングが番組を卒業する“区切り”としては、ベストなのではないかと。保護活動は片手間でできる作業ではありませんし、我が儘(まま)が許されるのであれば、「バイキング」に費やしていた時間を、動物と向き合う時間にあてさせていただくことはできませんか?とお願いした次第です。
役者畑からバラエティーの世界に呼んでいただいて、ちょうど10年ほど。一心不乱に働きました。働いた分だけの迷惑もおかけしてしまいました。「バイキング」に携わった関係者の皆さまには、感謝しかありません。現場のスタッフの皆さんが共に闘ってくださり、時に守ってくださったからこそ、今の私があるのだと思っています。
そして、私のような頑固なおじさんを、生放送の枠で起用し続けてくださったフジテレビさんには、“ありがとうございました!”の気持ちでいっぱいです。とはいえ、ご迷惑でしょうが…まだ引退とはなりません。動物たちの為(ため)にも、まだほそぼそと稼がせていただきます(笑い)。
今後とも、よろしくお願い致します!
坂上さんは今後、動物の保護活動に注力していくようです。
動物保護のために、『バイキングMORE』を高額のギャラを捨ててもいいなんて、坂上さんの動物への愛情は半端なものではないですね!
坂上さんはその毒舌キャラとは裏腹に、優しい心の持ち主なようです。
あるいは人間嫌いの反動で、余計に動物の純粋さに癒やされるのかもしれません。
しかし坂上さんは本当に動物保護のためだけに、『バイキングMORE』の高額のギャラをすべて捨てるのでしょうか。
何事も原因は一つだけとは限りません。他にも理由があるのかも知れません。

出典: https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2052967/
坂上忍の本当のバイキング降板理由は視聴率が悪いから?
理由として考えられるのが、視聴率の低迷です。
『バイキング』は、31年間続き2014年に終了した長寿番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』の後継番組として始まりました。
最初は日替わりMCで、坂本さんは月曜日の担当でしたが、歯に衣着せぬ毒舌が受けてすべての曜日を受け持つことになりました。
タイトルも『バイキングMORE』となり、放送時間が3時間まで拡大しました。
しかし近年は視聴率が伸び悩んでいたといいます。
同時間帯の番組中最下位に甘んじることも多いそうです。
坂上さんの毒舌は最初は新鮮だったけれど、次第に飽きられてきたのでしょうか。
しかし同じく毒舌キャラでブレイクした有吉弘行さんは、未だに高視聴率を取る人気タレントです。
有吉さんはお笑い芸人です。だから毒舌も笑わせるための芸としてやっている部分があります。品川祐さんに「おしゃべりクソ野郎」などとあだ名を付けるなど完全にギャグです。笑えますが決して深刻にはなりません。
しかし坂上さんはお笑い芸人ではなく、役者です。だから毒舌がストレートに伝わってしまう部分はあると思います。有名な「ブスが嫌い」などの発言は坂上さんの正直な本音です。ギャグでもなんでもありません。
しかしその歯に衣着せぬ物言いが受けたのです。
しかしここ数年はコロナで、よくも悪くも芸能人のゴシップなどは減っていました。
当たり前ですが毒舌というのは、そもそも対象がないと発揮できません。
その辺りに視聴率低迷の原因があるのかもしれまさん。
坂上さんは本業はあくまで役者です。
司会者としてお笑い芸人ほどの執着はないのかもしれません。
視聴率の上下に一喜一憂して消耗するくらいなら、十分お金も稼いだしそろそろ辞めようか、と考えたのかも知れません。
坂上忍のバイキング降板理由はギャラ高過ぎや態度の悪さも?
坂上さんのギャラが高過ぎて、フジテレビ側がそれを払えなくなったとも言われています。
『バイキング』の放送拡大に伴い坂上さんのギャラは1本80万円になったそうです。
年間フジテレビが坂上さんに払うギャラは2億円。テレビ業界の不況でもう高額なギャラを払えない。
坂上さんとしても、今更ギャラを下げてまで続ける気にはなれなかったのかもしれません。
坂上さんが大物になり過ぎたがゆえの、降板かもしれません。
また坂上さんの番組内での態度が悪いと、ネットなどでたたかれたこともありました。
自分の意見が他の出演者の意見と対立したときに、不機嫌なのが露骨に表情や態度に出るなどと言われました。
バイキング 坂上氏の高市議員と岸田議員に対する態度の落差。坂上忍は日本人から大陸守っているの?安倍元総理がテレビ出演した時も敵意感じます。安倍元総理がゲストなのに、睨む出演者見せるTBS #nhk #ntv #tvasahi #tbs #fujitv #tvtokyo #狂ってないか日本のテレビ pic.twitter.com/EwOgSH53uY
— パールうさぎ (@yatokkosattoko) November 6, 2021
自分の望まない答えや歳下に露骨に態度を変える坂上忍さんに、そろそろ豊田真由子さんが、ちーがーうーだーろ!とキレる姿を見たいです。
— 久田将義 (@masayoshih) April 9, 2020
4年半『バイキング』のコメンテーターを務めた小藪千豊さんは、「(坂上への)対応に心が折れそうになるときがあった。」と言っています。
これも坂上さんの正直さゆえではないでしょうか。
坂上さんはもともと真っ直ぐで自我が強く、中途半端に妥協することがあまり得意じゃない性格だと思います。
自分の看板番組ということもあり、つい感情的になってしまったこともあると思います。
その正直さが時に傲慢と受け取られてしまうのではないか。
そういう声は坂上さん本人にも届いているでしょう。
「俺のやり方が気に入らないなら、俺は降りるから好きにやってくれ」ということかもしれません。
坂上忍のバイキング降板理由は動物保護だけか?視聴率、ギャラは?まとめ
坂上さんの降板理由が本当に動物保護だけか。あくまで坂上さんの希望なのか。
それとも番組側の意向なのか。あるいは坂上さんが番組側の意向を察して、自ら退いたのか。
本当のところは坂上さんと番組関係者の間でしか分かりません。
『バイキング』がなくなったら、坂上さんのメディア露出は急激に減るでしょう。
しかし『バイキング』のMCによって、坂上さんのテレビタレントとしての才能、知性、カリスマ性が証明されたことは揺らぎようのない事実です。
私などは中学生の頃、坂上さん主演の学園ドラマ『中卒・東大一直線 もう高校はいらない!』などを熱中して見ていた世代です。
だから一時期地味だった坂上さんが、テレビタレントとして大復活したときには、「やはり坂上忍はただものではなかった。」と感慨深いものがありました。
だからこのまま坂上さんがテレビからフェードアウトしていくのは、正直言って寂しい。
坂上さんには『バイキング』で磨き上げた毒舌キャラを、今後もテレビでどんどん発揮し続けて欲しいと切に願う次第であります。
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